【株式】日銀のETF購入の影響と「ETF・REIT」の買入れ状況を確認するサイトのご紹介

この記事の所要時間: 325

こんばんは!当サイト「田舎のSE屋さん」の管理人です。ご訪問ありがとうございます。

今日も日経平均株価が大きく下落しましたね。シリア情勢悪化で一時的に300円超も値を下げました。ですが、後場は中韓を中心にアジア株が上昇した結果、為替も円安に動いて何とか203円の下落で終了しました。

JGB国債(国債先物)もリスク回避で上昇して荒れ模様でした(^_^;)

ちょっとテーマから外れましたが、日銀はTOPIX(東証株価指数)が1%以上下落するとETFやREITを購入するルールを決めています。

ETFは上場投資信託と言われるもので、色々な銘柄(金連動型、原油連動型、NYダウ連動型など)があるのですがここでは簡単に「日経平均」や「TOPIX」そのものだと思って下さい。実際に日銀の購入対象は日経平均やTOPIXのETFです。

例えば株式には「トヨタ」や「ソニー」といった「銘柄」があるように「日経平均」という銘柄があるイメージです。

 

日銀がETFを購入するとどんな影響があるのか?

日銀は4月の異次元緩和(量的・質的緩和)でETFを年1兆円まで買入れる方針を発表しました。

参考までにREITについては年300億円。国債については月7.5兆円です。

では日銀がETFを購入するとどんなメリットがあるのか?大きく分けて2つです。

(1)相場を底上げ

日銀はTOPIXが1%以上下落すると、ETFを買い入れます。ETFを買い入れると「日経平均」、「TOPIX」というETFの値段が上がるので、マーケットはそれに連動するように日経平均やTOPIXが上昇します(100%上昇するわけではありません。大暴落のときは、ものともせず日経平均は下がります)。

つまり、日銀がETFを買ってくれるおかげで、相場を底上げする効果が期待できるのです。

(2)市場に資金を供給

日銀がETFを「買う」わけですから、当然、日銀は株式市場にお金を払うわけですね。つまり世の中にお金が供給されるわけです。そして、その資金は巡り巡って私達に流れてくるわけです。

みんながお金持ちになればちょっとくらいは高いものを買いたくなります。その結果物価が上昇し始めて景気が回復していくわけです。

 

日銀のETF買入れ状況確認するサイト

長くなりましたが、日銀がいつETFを購入しているかを確認できるサイトがあります。

オペレーション(日次公表分) – 日本銀行

毎月の購入状況が確認できて便利です。

今月(2013年8月)は「1248億円」買い入れているようですね(REITはまったく買っていません)。

ただ、この買入れ状況は、リアルタイムに更新されるわけではありません。後日反映されるようです。

ただ、チャートを見ればからおそらく日銀の足あとと思われるものが確認できますw

2013 08 28 1900 【株式】日銀のETF購入の影響と「ETF・REIT」の買入れ状況を確認するサイトのご紹介

チャートの引用元:上場インデックスファンドTOPIX – Yahoo!ファイナンス

午後、出来高が急激に伸びているいくつかありますよね。2回めのところで大きく価格が上昇しています。出来高が多いので日銀の可能性が高いです(100%ではありません)w

基本的に午前が値下がりしているのに午後わけもなく相場が上がったときはほぼ間違いなく日銀のオペレーションです。

株取引をやっている方は、午前大幅に下がったときは午後日銀がオペしてくるかもと予想して取引するのもいいかもしれませんね(^-^)/

★ご参考

オペレーション(日次公表分) – 日本銀行

★おすすめ記事

【オーストラリア情報】政策金利とインフレ率の推移

【外国為替】ニュージーランド準備銀行がNZドル売り為替介入を実施!

photo by: hi-tlz