FXおすすめトレード通貨ペア

2013年1月2日

この記事の所要時間: 422

こんばんは!当ブログ管理人のますかっと(@hayato_k0315)です!

FXをはじめたけど、どの通貨ペアで取引したらいいの?やっぱり米ドル/円?最初はどうしてよいかわからない方も多いと思います。そうなるとまずはよく知っている米ドル/円とユーロ/円をロング(買い)しますよね。勿論それで問題無いと思います。

取引してみないと分からないことがたくさんあるので、そこから学んで色々と知識やスキルを上げていけば良いと思います。

今回は初級者、中級者、上級者と段階別に分けてトレードにおすすめの通貨ペアをご紹介するとともに、何を学べばよいかを僕なりの視点から書いてみたいと思います。

1.初級者

おすすめ通貨ペア

①米ドル/円

②ユーロ/円

③ポンド/円

④豪ドル/円

FXを始めたばかりの方が対象です。最初は「対円通貨ペア」で為替レートがどのように動くのか知ることから始まります。

例えば米ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円を同時にポジションをとると、似たような動きをすることに気づきます。米ドル/円の為替レートが上がると(円安)、同様にユーロ/円やポンド/円も上がることに気づきます。

おそらくすべてロングポジションをとると、同時すべての通貨ペアで利益が出るはずです。

また、何度かトレードしていると経済指標が発表された時どのように動くのかも見えてきます。

このようにまずは対円通貨ペアで為替レートがどのように動くのかを知ることから始めて下さい。

2.中級者

おすすめ通貨ペア

①ユーロ/米ドル

②ポンド/米ドル

③豪ドル/米ドル

先ほどの初心者の通貨ペアに加えて「対ドルの通貨ペア」で今の相場のテーマが何なのかが分かるようにスキルを磨いていきます。

例えばこんなのはどうでしょう?

米ドル/円 80円→79円

ユーロ/円 110円→95円

これだけだと「円高」だ!と思うかも知れません。では次のような条件が加わったら。

米ドル/円 80円→79円

ユーロ/円 110円→95円

ユーロ/米ドル 1.46ドル→1.20ドル

米ドル/円 80円→79円を見ると確かにわずかに円高に動いています(ほとんど変わらない)。ですがそれ以上に、ユーロ/円でユーロ安が、ユーロ/米ドルでもユーロ安が目立ちます。米ドルと円はほぼ変わらず、ユーロだけが極端に動いていることからユーロ安が起こっていることが分かります。

おそらくヨーロッパに何らかの問題が起こっているのだとこれで推測できます。テレビで超円高だ!と放送されている時、冷静にこの関係に注目すれば実は円高だと思っていたものがユーロ安や米ドル安だったということもかなりあります。

実際に今年のギリシャ問題も円高というよりユーロ安でしたし、去年のアメリカのQE2の実施段階でも円高というよりはドル安でした。

そして今、11月~12月の段階の相場は、

米ドル/円 80円→85円

ユーロ/円 105円→112円

ユーロ/米ドル 1.31ドル→1.31ドル

ちょっと大雑把ですがだいたいこんな感じのはずです。ユーロと米ドルはほとんど変わってない一方、円はユーロ、米ドルでともに売られているので円安相場になります。強力な量的緩和を新政権が打ち出しているのでこれがテーマになっていると考えます。

このように通貨の強弱を知ることで相場全体のテーマを知ることができるようになります。

3.上級者

おすすめ通貨ペア

①米ドル/カナダドル

②ユーロ/ポンド

③ユーロ/豪ドル

初心者、中級者の通貨ペアに加えて「クロス/クロスの通貨ペア」でリスクオフ、リスクオン、つまり今金融市場が危ない状態なのか否かを知る力を磨きます。

※クロスとは米ドル以外の通貨。

米ドル/カナダドルは対ドル通貨ペアなのですがあえてココに持って来ました。おおよその目安として米ドル/カナダドルのレートが1.0を超えると市場に何らかの問題があることが多いのです。

市場が危なくなると、安全通貨と言われている米ドルや円が買われます。そのため相関関係が強く、普段はほとんど動かない米ドル/カナダドルが米ドル高に動くのです。

ユーロ/ポンドやユーロ/豪ドルも、前者は同じ欧州系通貨で相関が強く、ユーロ/豪ドルも共にリスク選好の時買われる通貨で共通しています。

ユーロ/ポンドでユーロが大きく動けばユーロ圏がテーマになっている可能性が高く、ユーロ/豪ドルが動くときもユーロ圏もしくは中国にテーマがある可能性が高いのです(豪ドルは中国に資源を大量に輸出しているため中国との関連性が高い)。

前述までの通貨ペアに加えて、このようなクロス/クロスを見ることで市場が今危険な状態なのか否かを知る力を身につけましょう。

まとめ

以上、色々書いてきましたが、徐々に監視する通貨ペアを加えていき、最終的には自分が得な通貨ペアで取引するのが良いと思います。慣れてくると得意な通貨ペアや苦手な通貨ペアがわかってくるはずです。